『自転しながら公転する』を読み終えて


林真理子も唸る傑作!『自転しながら公転する』


以前から、読みたくてうずうずしていた本です。
図書館の予約が果てしなく、待ちきれずにメルカリで購入♡


主人公の都(みやこ)は茨城のアウトレットモールの
洋服屋さんで働く契約社員。
どこにでもいるアラサー女子で、結婚を意識しつつも
将来に対する確固たるビジョンはなく目の前の日々を
たんたんを過ごす生活。


つき合い始めた彼(寛一)はのちに中卒、元ヤンと知る。
家族の病気、幸せそうに見える友人、職場の人間関係に
ぶつかりまくり・・・。
どうして自分ばかり・・・と嘆きたくもなるし、気力ももがれる。


私など年代も立場も違えど、夢中で読み進めるのは
どこにでもいる平凡な女性の、どこにでもある日常に
共感して安心を求めたいのだと思います。


友人の鋭い言葉、職場のセクハラへの対応など、
勉強になりました。


そして読み進める中で、プロローグがこれ程気になって
仕方なかった本はありません。
好みはあるのかも知れませんが、このプロローグが
あってこそニャン君という存在を際立たせることに
繋がっていたと思いました。


寛一は何気に読書家でサラリと知識(うんちく?)を
披露するさまも素敵でした。(^^)

手元にある本

子育てがひと段落した頃から、本を読むようになりました。
ジャンルは小説がほとんどです。
読み始めた頃は読んだ本を片っ端から本棚につめ、
入りきらないとまたホームセンターで本棚を買ってきてはつめ、
本はどんどん増えていきました。
ある時、部屋のごちゃごちゃした圧迫感を前に決意しました。
処分しよう‼(メルカリやブックオフ等で)


そんなこんなで今、手元にある本は、ほぼ読み返すものだけに。

この本は小説と絵本がひとつになったような素敵な本です。
どの章から読み返しても、気持ちがほっこりします。
物語の中の自然とのふれ合い、シンプルな生活の営みは
読むたびに新たな発見を私に与えてくれます。
日頃、不要なものにあふれ(特に洋服)、片付けがおいつかない私の
アホな嘆きなどもそうです(>_<)

これからもどんな本にであうのか、楽しみです。
今はたくさんの人の本の感想がみつけられるのでありがたいです。



そして最近、玄関先で何度かお見かけしたお客さま。
たいしたお構いもできないのに訪問してもらい
ありがとう(^^)

近所のおじいちゃん

時々、我が家の前を通るご近所のおじいちゃん


とても小柄で、畑仕事をされているようで、両手に野菜の入ったバケツを持ち、スタスタ歩くさまになんて元気な方なんだ、と感心していました


とある地域の出来事をきっかけに少しずつ

お話するようになりました


今は畑で野菜作りをしているそうですが、若い頃は理系の勉強に励み、研究をし、海外をまわり

活躍されていたそう


とにかく知識が豊富で、世間話にもすぐ数字が入ってくるので、私の方がついていくのに必死です


一つ一つのエピソード、私の知らない世界のことばかりで目から鱗です

あっ、山登りもしていると言ってたっけ^_^


人は見かけによらない、というのにも程があるー




頂いた野菜たち



方向性は違っても、私もまだまだ好奇心をもって

過ごしていこうと改めて思いました